運輸安全マネジメント

[安全運行を最優先に]

 今となっては遥か昔のことになりましたが、私が社会人になったばかりの頃、当時の上司からある例え話を聞いた覚えがあります。

 曰く、火災予防週間にあたり、社長から管理職へ、そして一般従業員へと「火の用心、火の用心」と繰り返したところで、火の用心の実は得られない。ある者は規則を見直し、またある者は設備を更新するなど、各々が役割に応じて具体的に行動した時、初めて火の用心が出来る。「安全」もそれと同じことである。各自、よく考えなさい・・と。

以来、「安全を最優先に」と考えながら、仕事に相対してきましたが、果たしてその取り組みが満足に足るものなのかどうか、試行錯誤を繰り返してきたのが現実です。

現在、運輸業界においては、「安全マネジメント」の導入が義務付けられ、安全輸送への取り組みに指針が示されています。
従来の社内外の研修会などを通じた安全教育は、ややもすると一方通行になっていましたが、今後は「安全マネジメントサイクル」を運用することより、安全輸送の向上に全社員が取り組み、安全とサービスの品質向上を実現すべく取り組んでまいります。

株式会社 エスアールティー
安全統括管理者
代表取締役   服部 哲

令和2年 運輸安全マネジメント